昨日笑い合った人が
今日存在しないなんて
作り話か悪い夢
そうとしか僕には思えない
また明日会えるような
まだ明日会えるような
それこそが、夢でしょうか
覚束ない足元
声を掛けても振り返らない背中
白く透き通るその目に
情けない顔の私が映る
その顔を見たのは私だけかと思うと
悲しくて涙が出た
側にいて 生きていて
時間が無いのは分かってるけど
身勝手だとは分かってるけど
漸く思えるありがとうと
未だに思える生まれて御免
何時だって優しい二人の顔を
何時から真っ直ぐ見れなくなったんだろう

今の僕を見て
あの二人なら何て言うだろう
どんな事でも良い
今無性に二人の声が聞きたい
半年を過ぎたところで
終止符を打たれるようだ
安易な思いだった
続くと思っていた
また繋ぐ手を探さなければ
仕方ないとすぐ思えた僕は
薄情なのか都合が良いのか
捨てる事を躊躇わない代わりに
棄てられる事も躊躇ってはいけない
音浴びる箱の中
ずっと此処に居られたら
幾らでも笑いあえるのに

知らないだけだと思いたい
貴方だけ、居なかった
届かない知らせ
目の前が滲む
今日は会えない
今日こそ会いたいのに
溢れるのは文句と涙

祝わせてよ馬鹿。
刺さった小さな棘
手を尽くすけど抜けないまま
触れた指先はかえって深めた
少しだけで良い
誰か手を貸してください
その言葉すら鬱がれる今
どうすればいい
どうすれば
吐きたい
吐きたい
吐きたい
吐きたい
吐き出したい

泣きたい
貴方が居ない明日は
ただ今日の繰り返しで
世界だけが進んでいく
落とした物を見つけるには
まだ視界が悪い